The Spare Times  〜人生のスキマ時間を愉しむ〜

バリキャリワーキングマザー、アラフォーにして主婦デビュー。 突然訪れた人生の隙間時間をゆるりと楽しみつつ、次のステップを模索しながら迷走する毎日。最近お仕事再開+ときどきタロット占い師。

Instagramで見つけたステキなタロットカード

まだまだ手元のタロットですら使いこなせていないというのに、ステキなタロットデッキを見つけると手に入れて、愛でて、占ってみたい衝動に駆られます。

 

今のところ私のタロットコレクションはこちら

 

最近見つけて気になっているのはこんな子たち。

 

|uusi tarot

 

Uusiさん(@uusidesignstudio)が投稿した写真 -

Uusi Pagan Otherworlds Tarot

今一番心惹かれるタロットデッキ。繊細で透明感溢れているのに毒気を感じるデザインにゾクゾクする!

公式通販サイトにはこのアーティストによるタロットやトランプ、タロットクロスなどもあって、どれも超ステキ✨

#uusitarot  

 

 

| Joie De Vivre Tarot

Joie de Vivre Tarot

密度の高い細い線の絵に惹かれるんです。子供の頃から、ちょっぴり秘密めいていて、後ろめたさを隠しているような絵が好き。

このタロットは部屋の隅っこに隠れている妖精と内緒話をするような感じで読めるに違いない。

#joiedevivretarot

 

 

| Enchanted Tarot

 

@thepearlfromwithinが投稿した写真 -

The Enchanted Tarot

愛用している線一夜タロットにも通じる、エキゾチックな絵柄が気になるデッキ。このタロットは人気作品らしくて、塗り絵もあるみたい! 

#enchantedtarot 

 

 

最近「私もタロットやってる」という人と知り合ったり、知り合いが「実は…」とタロット愛好家であることを打ち明けてくれたりするのですが、タロット好きな人は占うだけじゃなくてデッキをコレクションする傾向にあることを発見。

タロット沼とでも申しましょうか。

ずぶずぶとハマるのが楽しい沼でございます。

【タロット】感謝☆5000アクセス〜ブログを読んでくださっている方へスペシャルメッセージ

自分のモヤモヤ吐き出しと、タロット記録のために誰に向けるわけでもなく、ただ自分に向けて書き始めたブログ。

そんなこのThe Spare Timesが、先月は5000アクセスを突破しました。
どんな方が読んでくださっているのか分かりませんが、こんなブログの向こうにも読んでくださる方がいるということに感謝です。
ありがとうございます!

 

せっかくなので、このブログを読んでくださる方に向けてタロットさんからメッセージをもらってみました。

https://www.instagram.com/p/BP-BFqiFNdB/

ワンドの8(正)

急激な変化。
ジェットコースターに乗ったときのような、風圧を感じるスピードと、高低差にお腹がふわふわとするような、浮き立つような気持ち。

 

ソードの5(正)
目標を定め、心に誓う。先に待っているのは達成感と満足感。
でも今はまだ道半ば。ようやく目標を定めたばかり。
湧いてくる闘争心と不安。でもどちらかというと「やってやるぞ」という気持ちが勝っていて、怖いもの見たさのような気持ちを抱えたまま足を進めるのを止められない感じ。

 

■ペンタクルの5(正)
差し伸べられる助けの手に感謝して受け取る。
施しはありがたく受け取りましょう。差し伸べている側からすると、それはいとも簡単で、しかも自尊心を満たしてくれるものなのです。感謝して受け取ることで、相手も満たされます。

 

全体的に高揚感溢れ、怖い映画なのに先が気になって見るのを止められずに身を乗り出して見てしまうような、そんな前のめり感のあるカード
普段なら「ああなったらどうしよう」「こういう場合にそなえて◯◯を用意しておこう」みたいに事前準備に抜かりない人でも、今は「えーい、楽しそうだからいいやもう行っちゃえ!!」と、勢いだけで見切り発車しちゃえそう。

困難にぶつかっても助けの手が差し伸べられ、歩みを止めずに進めば必ず大きな達成感を味わえる。

不安と好奇心と闘争心がジェットコースターのように渦巻くような気分。お腹がふわふわとして落ち着かず、不安でドキドキしているのか、楽しくてワクワクしているのか、自分でも分からない。でも先に進むのを止められない!

 

ここで見切り発車した人は、たとえ思うような結果が出なかったとしても必ず得るものがありそうです。失敗したとしても満足感と達成感があるという、稀なタイミング。なぜならその失敗をあなたは失敗だと感じないから。学ぶことが多く、行動を起こしたこと自体に達成感を感じられるから。そのことがあなたの自信につながり、次からはもう少し気軽にスタートを切れるようになっている自分に気づくかもしれません。

 

 

寒いけど背筋を伸ばし、北風に目を細めながらも扉を開けて外へ踏み出そう!

「絶対」と言う口癖は若い時だけにしておこうと思う(そして私はもう若くない)

「絶対」が口癖の人のはなし。

https://www.instagram.com/p/BBsirdFsqoW/

その方はとてもエネルギッシュで、アイデアも経験も豊富で、正義感に溢れ、モリモリと音を立てて仕事を進める感じの人。と同時にどこか職場人気質のところもあり、こだわりが強く、細かくやり方を共有するというより見て習え的な親方っぽさもある。

職場でもとても存在感があり、皆に一目置かれる方でした。

 

うー、歯にものが挟まったような言い方したけど、えい、白状します。

悪い人では決してないんです。本人会社を良くしたい、良い結果出したいと一所懸命なんです。悪気もない。でも、何かみんなでその人に気を遣ってしまい、顔色伺ったり、面と向かって議論するのを避けたりしてました。
社歴が長く、年齢も高めでチームをマネージすることが期待されるような立場にあり、でもなぜか部下とうまくいかないためマネージャー業務はしてません。いい人なんだけど、ちょっと苦手なんだよね…という声を何人から聞いたことか。

 

みんなが気を遣ってしまう理由は色々とあったのですが、その一つがその人の口癖だったんじゃないかと思うのです。

 

「絶対いいよ!」「絶対ありえない!」

 

「それいいね」「私は違うと思う」とフラットに答えられるときも、いつも全力。
「絶対!」
だって、口癖だから。

 

 

たとえそこに悪意はなくとも、「絶対」と言われると調整や交渉の余地がないように感じられてしまう。そして強い言葉なので無意識のうちに相手の方が主導権を握っているように錯覚したりもします。

 

 

20代の子が「絶対いいと思うんです!」なんて何事にも全力でぶつかってたら、まあかわいいと思えるかもしれない。
でも40過ぎてポジションも上の人が毎回「絶対!」って繰り返すのはかわいくもなんともなく、周りを萎縮させてしまい、微妙過ぎる空気と距離感を生んでいました。特に否定が「絶対にありえない」っていうのは、口癖だと分かっていても必要以上に否定された気持ちになってしまうし、まして部下だったり気が弱かったり、口癖だと気づいていなかったらしたらかなり萎縮させられてしまう強さがある。

 

 

上の人にそのつもりがなくても、上司や先輩に報告したり意見を言うのは、それが決して悪い内容でなく建設的なものだったとしてもプレッシャーのかかる行為だと思います。だからこそ上の立場の人は意識してオープンでウェルカムな態度を取り、自分が思う以上に相手を受け入れる気持ちを表に出さないといけないなと、アラフォーになった私は思うのです。

組織としては、指揮命令系統ははっきりと定義されて守られることが大切かもしれませんが、誰もがオープンに意見を言えることはそれ以上に大切なこと。そしてオープンに発言できる空気というのは、日頃からかなり意識して作り上げる必要があります。ローマは一日にして成らず。

それは折に触れて周囲の意見を聞くことであり、相手に「どう思う?」と問いかけることであり、日々の何気無い雑談の積み重ねであり、そしてどんな発言な意見も真っ向から否定したり、叩き潰したりしないことで培われる信頼感の蓄積です。

 

 

 

子供の頃、空に何本も何本も飛行機雲ができているのを発見して、興奮して父親に「見て!飛行機雲がたくさんできてる!10個くらいあるよ!」と伝え時のことを未だに覚えてます。父は空を見ようともせず「そんなことはありえない。嘘をつくな、少しだまってはさい」とピシャリと私を黙らせたのです。

父は運転中で、私は長いドライブに飽きて歌ったり喋ったりし通しで、今思えば父はただ疲れてうんざりしていただけなのかもしれません。

でも子供の私にとって、空を見ることもせずに否定されたことはとてもショックなことでした。その後、私は何か面白いものを発見しても、父に言ったらまた否定されてしまうだろうかと考え、興奮のままに伝えることをしなくなりました。厳しかった父に、私はいつも、何なら話しても大丈夫か、今は話しかけても大丈夫かと顔色を伺うようになりました。

父の何気ない言葉はそれくらいインパクトがあったのです。(多分父はこのことを全く覚えていないと思う。)

 

 

立場が上の人は、それだけでパワーがあります。それは良し悪しではなく、社会的文化的に私たちが積み上げてきた価値観です。
だからね、タダでさえパワーを持ってるんだから、言葉や態度はよりコントロールしてオープンにしないと、力で勝ってしまう。勝つ必要がない場面でも。

 

 

「絶対」が口癖だったら、年齢とともにその口癖を引っ込める訓練をした方が良い、と、私は小さい頃の父親との思い出とともにこのことを胸に刻んだのでした。

 

 

もう一つ、「絶対」の口癖を引っ込めた方が良いと思う理由は、狼少年のように周囲がその口癖に慣れてしまいスルーするようになるから。本当に「絶対いい!」「絶対ダメ!」っていうときに、「あぁまたか、話半分くらいで聞いておこう」ってなってしまう。

 

その人も、すごくいい事言っていることも多いけど、一部の人はどんな話であれ内容を理解しようとする前にスルーするようになってました。「絶対」に、本当に伝えたい大切なことが隠れて見えにくくなってしまった。そういうフィルターを一度かけられてしまうと、外すのは容易ではありません。

 

 

 

♪絶対にmaybe stray cats路地裏の〜って歌ってたアムロちゃんは当時ティーンエイジャーでしたっけ…

 

 

 

【タロット・リーディング】職場に苦手な人がいます

最近転職した方からのご相談。

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職場はとてもフレンドリーな雰囲気で、仕事もやりがいがある。転職してよかった!
・・・と思っているものの、どうしても馴染めない、苦手に感じてしまう人が一人いるそうで、そのせいで毎日会社に行くのが憂鬱だとか。
人間関係も仕事内容も満足なのに、苦手な人が一人いるだけで会社に行くのが億劫になってしまうなんてもったいない。

 

まずはその苦手に感じている方について、引き寄せスプレッドで探ります。

https://www.instagram.com/p/BPwJWs4lmJi/損得感情に敏感で、満足な現状を変えることが億劫なペンタクルのエース(逆)。
良い意味で欲望に忠実な悪魔(正)。欲に負けて怠惰な気分が蔓延しているときは、目的を思い出す必要があると忠告してくれる存在。
そして隠者(逆)。一人きりの時間、自分のペースがとても大切。と同時に、自分の枠に居心地良く収まっているだけでなく、外との関係性の中で自分を見つめること、そして目の前のことだけでなく1年後、3年後…と未来に目を向けることを思い出させてくれます。

 

行動や判断の基準が場面や人によって違うことで、周囲が常に振り回されている様子が見えます。一人でやりたいのか、チームで動きたいのかといった仕事のスタンスも、側から見ると一貫性がないように見えるのでますます周囲は混乱。
ご本人からすると周囲が勝手に混乱してるように感じられて、自分のペースを維持したり、必要なスペースを確保するのが難しいというストレスを抱えてしまいます。

 

もう少し読み解きます。

 

最初に出た”損得なのか、無私なのか”について、本人はどうも使い分けているという意識でいるようです。集団の中で自分の立ち位置を守りたい、恥をかきたくない、といった心理が基準となって使い分けているので、本人も理論的に使い分けを説明できないし、周囲はもっとわからずに振り回されちゃう様子が、ペンタクル4(正)と吊るされた男(逆)に現れています。

そしてご本人の立場から見てみると、職場での今の立場には概ね満足しているけど、今までの努力に対してもっと報われても良いはずという不満と、もっと影響力を持ちたいという野心が、ペンタクルの3(正)と皇帝(正)に現れています。

カップの3(正)は、チームで動くときも線を引かず「こっちも結構楽しいけど一緒にやりません?」と常にオープンな姿勢を崩さないことが、相手の方にとって心地よい関係を築くコツだと教えてくれています

 

 

こんな感じで、相手の方とご相談者さんの相性とか、どうやったらうまくやっていけるのかをリーディング。
うまくやるためにはちょっと工夫が必要だし、低姿勢で歩み寄る姿勢も求められそうです。卑屈な態度は見抜かれちゃうし、リスペクトしながらも対等な個人として向き合うのが良さそうです。
一度信頼を勝ち取ってしまえばけっこうフリーパスで快適な人間関係が築けそう。

 

相手との適切な距離感や、接するときのポイントがわかったことで相談者さんもホッとしていただいた様子。
よかったよかった。

 

 

最後に「今回のリーディングどうだっ?」とタロットさんに聞いてみました。

https://www.instagram.com/p/BPwJvyOleLt/恋人のカードでYES!

ただし、移ろい揺れる恋心のように、揺れ幅のあるリーディングだったのでそこ注意しておいてね!という忠告もいただきました。

 

 

 

 

”引き寄せ力”と”やり抜く力” 〜成功にたどり着く二つの道筋

 最近読んでいる本2冊

 

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 

どちらもどっしりボリュームがあるのでまだ読了していないのですが、集中力を持って読み進め続けるにはいずれも翻訳がイマイチ肌に合わず(特に『思考は現実化する』)、2冊の本を行ったり来たりしながら日々ちょっとずつ読み進んでます。
(こういう時Kindleは重い本2冊持ち歩かずにすむのでとても楽チン。)

 

行ったり来たりしながら読んでいるうちに、ふと気づいたことがあるので、今日はそれについて。
気づいたことというのは、この2冊は目指すところは”成功”という同じゴールという点で共通しているのに、そこにたどり着くまでの”信じる力”について真逆のことを述べている!ということです。

 

成功を信じ、それが達成された時の具体的なイメージを持つことを勧める「引き寄せ力」

https://www.instagram.com/p/BJ5lFCmDDBo/

いわゆる”引き寄せの法則”の元祖として有名な『思考は現実化する』では、成功がすでに達成されたと自分に信じ込ませること、具体的な目標達成イメージを抱き続けることで、そのイメージが現実になる、ということを説いています。

ここで強調されているのは「私は必ず成功する」と信じることが何よりも大切だ、ということ。

目標を達成すること、成功を手に入れることを疑ったり、自分には無理かもしれないと思ってしまうと、その疑いや諦めの方を引き寄せてしまうので、引き寄せの法則的には否定的な未来予測や自己否定は絶対NG。

常に「私はできる」「っていうかもう出来てる」と信じて、その状態に向けて努力をし続けるといつの間にかその状態になっているよ、というお話。

 

現状に満足せず、未来を楽観せずることで持続的な「やり抜く力」が発揮される

https://www.instagram.com/p/6ROB9_sqog/

かたや”GRIT”と呼ばれる”やり抜く力”は、「今の自分ではまだまだ足りない」「あんなすごいこと自分には到底無理だ」と、現状や未来に対して決して楽観的ではない。mしろ否定的だからこそ、より上を目指して”努力し続ける”ことで最終的に成功する率が上がることを、著者は調査の結果を交えて実証していきます。

ここで重要なのは、才能を持っている人が陥りがちな「私はできるから」と安易に信じて安心してしいまうことで、努力することがおろそかになってしまう罠にハマらないこと。自分を過信することなく、等身大の自分、あるいはもしかして過小評価された自分を乗り越えようとすることを、努力し続ける原動力にすることです。

そして”やり抜く力”を持っている人は、努力し続けて昨日の自分を今日の自分が超えていくことに喜びを感じ、明日へのモチベーションにできるんだよ、というお話。

 

 

到達するゴールは同じなのに

”引き寄せ”も”GRIT”も、「強く信じて努力し続けることで成功できる」という点では共通しています。

たまにどっちの本を読んでいるか分からなくなるくらい、どちらの本でも”信じて努力し続けることというのは成功にたどり着くための必須条件である”ということが繰り返し、様々な事例を挙げて紹介されています。

”引き寄せ”は自分にあるかどうかわからない才能や運を、ある意味盲目的に信じて努力するのに対し、”GRIT”では今の自分やその先にある成功を疑うことが努力し続ける原動力になる。

似ているようで真逆。

 

 

整理するとこんな感じ。

”引き寄せ”の道筋:「とにかく成功する」→「成功することは決まってるんだから努力は必ず報われると信じることができ、努力し続ける」→「気づいたら成功」

”GRIT”の道筋:「このままでは成功できないかもしれない、自分には無理かもしれない」→「努力して今の自分を超えていくことが面白いから現状に甘んじずに努力し続ける」→「気づいたら成功」

 

 

あなたは”引き寄せ”派?それとも”GRIT”派?

どちらの思考がしっくりくるか、けっこう人によって別れるんじゃないかなと思うんです。

 

私は引き寄せ本をいくつか読んだけれど、一度もしっくりこなかった。『思考は現実化する』も読みながらも違和感アリアリです。まず、盲目的に成功を信じるということができない。何度トライしても「成功した状態」を自分の気持ちに重ねることができない。

ところが『GRIT』はすごく共感できる。自分も割と似たような道を辿ってきたんじゃないかなという実感もある。今に満足できない、少しずつ自分を変えていくことがとても面白い。そして不思議なことに、それが面白くて努力することでその先に成功があるという考えはとてもすんなりと信じることができます。

 

つまり、私はすでに「その先にある成功」を根拠なく信じているわけです。
ただ、それが「引き寄せ」られるとは思えないけれど、「努力し続けた先にある理想」としては非常にリアルにイメージできる。

 

引き寄せの法則が大流行したので試してみた人も多いんじゃないかと思います。
それで「やーダメだったわー」という人はぜひ『GRIT』読んでみてほしい。

最終的にはどちらも成功を”努力で引き寄せる”のだから。

【タロット】リーディングの時の”視点”の持ち方

タロットカードを使ったリーディングを重ねてきて、「あれ、なんか的外れな答えを出してるな」と思ったとき、なぜその答えを出したのかを相談者の人と一緒に掘り下げさせてもらうと「視点」がズレてたんだなと気づくことがあります。

https://www.instagram.com/p/BPrqUpFFlau/

 

リーディングの時の”視点”には大きく2つの軸があります。
今日はそんなお話。

 

過去・現在・未来という”時間軸”

現実世界での時間は常に過去から未来に向かて不可逆的に流れていきます。
でも記憶や思考の中では、過去のある地点をまるで”今”のように追体験したり、”今”にいながら未来に目を向けるというような、時間軸を超えるようなことが可能です。

リーディングしている自分が過去・現在・未来のどこに立っているのか。

そして、立っている地点から過去・現在・未来のどちらの方向を向いているのか。

現在地点と見る方向の掛け合わせで、リーディングで見えてくる答えがかなり変わってきます。なのでリーディングする際に「今どの地点にいるのかな」「どっちの方向を向いているかな」というのを意識するのがとても大事だと思ってます。

 

誰の立場から見るのかという”立場軸”

物事は誰の視点から見るかによって受ける印象が変わってきます。
リーディングする際にも、今見えているのは自分の視点から見ているのか、他人から見た自分なのか、といったことに気を配る必要があります。

自分(相談者さん)の視点から見ている時により強く感じるのは感情や意識といった内面的なこと。客観的に見えているものを捉えるよりも、目の前で起こる出来事に対してどんなふうに感じるかということにフォーカスが当たります。

他人の視点から見ている時にはその逆で、視野が少し広くなるというか、出来事をエピソードとして全体的に捉えやすくなります。出来事の中で自分がどういう役割を演じているのかとか、他人から見た自分の印象とか、あとは人間関係なんかも他人の視点から見た方がよく見えます。

もう一つ第三の視点として、スピリチュアルな世界ではオーラだとか守護霊だとかっていうようなものから捉えるというのもあります。エピソードそのものでも、それによって動かされる感情でもなく、それをまるっと包括した”なぜそれが起こるのかという必然性”みたいなものが見えることが多いです。

 

第三の視点はものすごく広い視野を与えてくれる反面、いっぺんに見える情報量が多すぎて読み解ききれないことも多い。過去も現在も未来も、自分も他人も、いろんな視点が入り乱れていっぺんに目の前にホログラムのように立ち上る感じで、強いて例えるなら1本の映画を数秒の中にぎゅっとまとめて、マルチスクリーンで立体的にいっぺんに見させられる感じ。映画の様々なシーンが、上下左右と奥行き方向に何枚も重なった半透明のスクリーンに一度に投影されるような感じです。

(でもこれ、あくまで私の場合なので、違う見え方してる人もいるんだろうなぁ。他の人はどういうふうに見えているのかも気になります。)

 

 

第三の視点は、使うのが得意な人と、全然見えないよーという人がいるかもしれません。
でも、時間軸と立場軸というのは必ず使えるはずなので、リーディングする際にちょっと意識してみると面白いと思いますヨ。

 

気づき、きっかけとしてのダイバーシティ

https://www.instagram.com/p/BGTcY5uMqhG/

〜タロット的(逆)ダイバーシティ

一つの宗教的な価値観を守ることを役目とする教皇は、多様な価値観を認めないカード。逆位置では多様な価値観を持つように促すとともに、保守的になりすぎていないか、自分立場を悪用していないか省みるようにというメッセージに。

 

 

ベビーカーと間違えられやすい子ども用車椅子について読んで思ったこと。

www.huffingtonpost.jp

 

配慮が必要なことって、知らないとそこに思いが至らずに、本来ならそれができる人であっても無知からできないことってあります。

想像力を働かせましょう、自分から進んで調べたり勉強しましょう、というのは正論なのですが、自分の日常生活の中に登場しない人やものや概念について想像力を働かせること、調べようと行動することはとても難しい

 

最初の一歩として世の中にそういう事象や概念があるのだと気づくきっかけや、こっちの方向にも目を向けてみましょうという導きがどうしたって必要になる。

 

人間、自分の目に入ってこない世界にまで自発的に想像力を働かせられるほど器用じゃないし、こう言っちゃうと身も蓋もないけど現代人はそれほど暇でもない。だからこそ、より多様な人やものや概念に日常の中で出会えるということは、それだけで気づきや学びが非常に多い人生を送ることにつながると思うのです。

 

そう考えると、ダイバーシティにはただ単に「多様性を認めましょう」「マイノリティを受け入れましょう」みたいな表層的な意味以上があることに気づきます。

 

それは、多様性があるんだということそのものに気づくきっかけを日常の中に作っていくことであり、様々な立場の人が直面する困難を、他人事ではなく身近な人のものとして具体的な想像力を働かせることです。

 

 

アメリカで通った小学校で驚いたのが、人の特徴を説明するのに肌、髪の毛、そして目の色を挙げるということでした。日本にいたら程度の差はあれどだいたいみんな黒髪で茶色い目をしています。でも改めて見てみると、確かにクラスメイトたちは金髪だったり赤い髪だったりしているし、目の色も青、茶色、緑など様々。日本では肌色は文字通り肌色で、自分の肌が世界的に見れば黄色と表現されるなんて思いもよりませんでした。

様々な人種や国籍のバックグラウンドを持つクラスメイトの中で、自分が日本人であることを否応にも意識させられたし、日本人がマイノリティであることを肌で感じました。

スーパーやショッピングモールに行けば、入り口に近い駐車場には必ず車椅子のマークがついていて、日本よりも車椅子を利用している人に遭遇する確率も高かった。そういう人がスロープを利用していたり、車椅子の人が通る間ドアを開けて押さえている人を日常的に見かけていたので、言葉は知らなくても「バリアフリー」的なことを意識していたように思います。

 

 

記事の中でも述べられているように、だからこそシェアしよう、RTしよう、サービス業や交通機関の会社においては研修を通して子ども用車椅子の認知を広げよう、というのは必要であると同時に、そもそも子ども用車椅子の人がもっと普通に出かけていける社会、知識としてだけでなく体験としてその存在を認められるような社会を目指したいです。そしてそういう社会を目指して具体的な活動をしている人のことを応援し、後押しできる自分でありたい。