香りと読み聞かせで開く好奇心のとびら
今日は1号のクラスで読み聞かせお当番をしてきました。
朝礼と1時間目の間の10分間を利用して、一クラス34人の前で一冊の本を読んで聞かせます。
ただそれだけの、とてもシンプルな活動。
クラスのお母さんたち(お父さんもぜひ参加してほしい!)のうち希望者がお当番制で一学期に1、2回持ち回りで担当しています。
絵本を通じて生活の中の気づきを増やして欲しい
どんな本を読もうかなと色々と考えて、ぜひ本から想像力を働かせる、本を読んだ後に生活の中にまで想像力を延長させるような体験をしてほしいなと思って選んだのは『このにおい なんのにおい』という本。
生活の中ただよってくる様々なにおい。
においには色がついて、模様も描かれています。
本を読み終わった後、教室や帰り道やおうちで、くんくんとにおいをかいでみてほしい。においがどんな色をしているか、どんな形か、想像力を働かせてみてほしいなと思って。
本を読んでいる間、子供たちの視線は小さな絵本に釘付け!
ページをめくるたびに、セリフを一行読むたびに、子供たちの目が輝いて「あ、これ花火のにおいだと思う!」「やだくさ〜い」「おならのにおい出てくるかな?」などなどいろんな反応が帰ってくる。
「もうすぐプール始まるね、どんなにおいかな?」「自分のにおいってどんなにおい?」など、ちょっとした問いかけを挟みつつ、ものの3分ほどで読み聞かせは終了。
この子供たちの反応、クセになりそうです。
絵本を体験に落とし込む仕組み
おまけで今回は精油3種類(ラベンダー、オレンジスイート、ペパーミント)をムエットに仕込んで持って行って、順番に嗅いでもらいました。
「あ、これ知ってる!」
「ハッカ!」
「くさーい」
「いいにおいだよ!」
「美味しそう!」
「みかん!」
目をキラキラさせ、鼻をクンクンさせて違う香りを楽しんでくれたみんな。
香りは好き嫌いがダイレクトに出るので、反応もとても直感的。
そして嗅いだことのある香りであっても、何の香りかを当てるのは意外と難しいんです。
子供たちの一人でも、今日一日クンクンといろんなにおいを嗅いで楽しんでもらえたら嬉しいな。