The Spare Times  〜人生のスキマ時間を愉しむ〜

バリキャリワーキングマザー、アラフォーにして主婦デビュー。 突然訪れた人生の隙間時間をゆるりと楽しみつつ、次のステップを模索しながら迷走する毎日。最近お仕事再開+ときどきタロット占い師。

夏の終わりに祭と神輿で街が清められていく

この3週間、近所のお祭りが続いています。

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近所は幾つか神社がありますが、どれもしっかりと地元の人たちに支えられて立派なお祭りが毎年開催されています。神社の鳥居のところで立ち止まって一礼して行く人もよく見かけるし、案外生活に根付いた存在なんですね。

 

私はオーラの制御がヘタクソなので、人混みに出かけると人中りしてぐったりと疲れてしまうのですが、お祭りは芋洗のごとく人でごった返していてもあんまり疲れない。

神社の境内は普段からすっぽりと浄化されていて、賑やかな街中の神社なんかだと特にそこだけエアポケットのようにポッカリと雑念の空白地帯になっているように感じます。
祭りの期間中はそれに加えて、神事とそれを支えるたくさんの人のエネルギーで境内がまるで沸騰しているように見えました。金色の光がドライアイスの煙のようにモワモワと湧き上がり境内の隅々まで行き渡っている様子は、まるでバルサンを焚いているかのごとく。
普段から私の周りにまとわりついては雑音を撒き散らす小さな存在たちも、お祭りを楽しんでいる間は蜘蛛の子を散らすように何処かへ行ってしまいました。こりゃ楽チン。

 

 

昨日は住宅街を練り歩くお神輿にばったり出会いました。
お神輿の重みを肩で受け止め、ワッショイと声を張り上げてジリジリと進んで行く集団。応援や見物の人たちが、神輿を担いでいる人よりものんびりとした空気をまとってぞろぞろとついて歩いて行きます。

その風景を見た瞬間、頭の中に地図のような絵が浮かびました。
神輿が練り歩いた場所は地中から空まで壁のように光が連なって、神社を起点に神輿が練り歩いたルートは結界を張ったような緊張した空間が出現していたのです。
日頃から人で溢れかえっている駅近の街中を子供神輿にくっついて練り歩いた時には気づかなかった光景でした。まばらにしか人影がない閑静な住宅街で出会ったからこそ、視えた光景。

 

調べてみたら、お神輿は、神社にいらっしゃる神様に降りていただき、担いで回ることで地域の災いや災難、穢れを取り除いていただくという意味があるんだって。
なるほどあれは神様によるお清めの軌跡だったんですねぇ。
こうやって町のあちこちで年中行事として、地域の人に支えられ、地域が定期的にお掃除されて守られている。

 

実家のある横浜では地域とのつながりを実感したことがなかったけど、東京に引っ越して子供が生まれ、こうやってお祭りに参加したり、地元のお友達が増えたりしてきて、「地元」と言える場所になっていくことが素直に嬉しいです。

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BKeoTi1DMcn/

お祭りでの屋台買い食い&遊び三昧の結果、我が家に戦利品として金魚がやってきました。

1匹は速攻死んでしまったのですが、もう1匹は今のところ無事に生き抜いて朝晩子供達に餌やりという楽しいお手伝いタスクを提供してくれています。
長生きしてくれよ、金魚くん…