転職で重視するポイントを5W1Hで考える
復職に向けた転職活動が佳境です。
フリーランスでもサラリーマンでも、とにかく何やるか定まった状態で年を越したいと思ってるのでそろそろ色々決断のタイミング。
就職先をどうやって決めるか、ポイントは色々あります。
どのポイントを重視するかも人それぞれで、ライフステージによっても優先順位が変わります。
私の場合はとにかく子供のお迎えに間に合うこと、突発的な体調不良に対応できて、学校の行事にも参加できること。
そして子供を預けてまで働くのですからやり甲斐のある仕事、もしくは今少しペースダウンしたとしても将来的にキャリアを発展させることができることは譲れません。
つまらない仕事のせいで不機嫌な顔をして毎日過ごした挙句に、心の余裕を保つための経済的余裕がなかったとしたら、おかーちゃんはカッコいい働く背中を子供達に見せられません。
給料、勤務体系、会社の規模、事業内容、発展性、ポジションの具体的な役割…
いろいろあるけど、5W1Hに落とし込んで整理してみるとこんな感じでしょうか。
WHAT:
- 何をやっている会社か、商材や事業内容
- 何をやるポジションか、具体的な職務内容
WHEN:
- そのポジションはどの程度の期間オープンになっているのか
(ずっと空いたままでハイヤリングを続けているポジションはものすごくタフなのか、採用担当がものすごい選り好みする人なのか、会社としてBest of bestしか採用しないというポリシーなのか、等) - (Whenとは少し違うかもしれないけど)仕事が動くスピードはどの程度か
(例えばIT業界なら動きが速いだろうし、ディベロッパー的なところだと成果がでるまで10年以上かかることもあります。自分が携わっていく中でどの程度のスピード感が求められるのか、また一つの成果を出すのにどれくらい時間がかかるのかというのは、若いうちは特に気にしたほうが良いポイントです。) - 会社はいまどういうフェーズにあるのか
起業したばかりのベンチャーなんか、創業数十年の老舗か。事業を拡大して発展していくフェーズなのか、すでに安定した収益を生んでいる事業の柱が確立できているのか、新しい収益の柱を創出していく段階なのか。フェーズによって同じポジションでも求められるスキルは異なりますし、会社全体の雰囲気も全く違ってきます。
WHO:
- あなたのボスになる人はどんな人か
- あなたの部下になる人はどんな人か
- 同僚はどんな人か
会社によっては一緒に働くことになるチームメンバーやカウンターパートとの面接が設定される場合もあります。萎縮せずお見合いと思って、この人と一緒に働いたらどんな感じか確かめてみてください。採用プロセスが終盤に近づいても不安が残っているような場合「チームの方と話をしてみたい」とリクエストしてみるのもアリです。 - どんな人が働いているのか
例えば男女比率や平均年齢はどうなっているのか。バックグラウンドはどういう人が多いのか。転職組が多いのか新卒生え抜きが大多数なのか。 - 社長はどんな人か
たかが社長一人と思うかもしれませんが、やはりトップの存在は非常に大きく、どんな人が社長を務めているかは会社全体の文化や勢い的なものに大きく影響します。大企業だと採用プロセスの中で社長に直接会う機会はあまりないかもしれませんが、Webサイトの社長からのメッセージを読んだり、面接する社員の人に社長がどんな人か尋ねてみるのも良いかもしれません。
WHY:
- あなたはなぜ転職するのか
- その会社はなぜその事業をやっているのか
- そのポジションはなぜ今採用しているのか
前任者が異動や退職でいなくなったのか、だとしたらなぜか。それとも新しく作られたポジションなのか。
HOW:
- どのような働き方か
フレックスや在宅勤務制度があるか、だいたい何時くらいまで残業してる人が多いのか、有給取得率、休みやすい雰囲気があるか、その他具体的に気になる制度があれば。
今回転職活動するにあたって、改めて働くことに対する自分の中の優先順位を整理することができたのは大きな収穫でした。
そして一つの会社で10人近い人と面接したり、社長や役員の方と直接意見を交換するような機会をいただいたりする中で、冒頭に挙げた譲れないポイントの他に自分のなかに会社を選ぶ指針がもう一つあるなということに最近気づきました。
それが、誰と働くかということ。
賢くてオープンマインド。
グローバルなバックグラウンドを持つ多様な人たち。
それぞれのポジションでプロフェッショナルとしての自負を持ち、お互いにインスパイアしながら学びあえる同僚。
そんな人たちと仕事がしたい。自分がそんな存在になれているかというのはこの際棚に上げて、そういう人たちと一緒に働きたい。
そしてもちろん、自分もそんな風に一緒に働く人のインスピレーションとなり、刺激となる存在になりたいと思います。