大事なのは”何をやっているか”より”誰がやっているか”
転職を考えるにあたってのポイントを5W1Hで考える記事を書いたのですが、
実はこの時一番引っかかってたのは5W1HのうちのWHO、つまり”誰がやっているか”でした。
例えば私は元同僚で信頼している友人のタロットレッスンを受けてズブズブとタロット沼にはまっていったのですが、これだけタロットにはまったのはただレッスンを受けたからではなく、その友人からタロットを教えてもらったからだなぁと思ってます。
それまでにも興味はあったしカードも占い方の本も持っていたのに、実際にカードを引いてみることはなかったし、まして他人を占うなんて思いもよらなかった。
なのに、ずんずんと進んでいけたのはひとえにタロット師匠である彼女のおかげです。
これがカルチャーセンターとかで開催されているタロットレッスンを受けたとしても、結局今までのハウツー本と同じ運命をたどっていたとも思うんですよね。
商品を選ぶ際も、その商品自体が良いものであるかはもちろん気にするポイントなのですが、誰が手がけているものなのかっていうのが実際購入に至るかを左右するようになってきているなぁ、とつくづく思います。
ハンドメイド系の作家さんが居並ぶマーケット
とか
あたりで活躍している作家さんはInstagramを上手に使って作家さんの人となりや個性を発信している人が多い。
正直、玉石混合というか、誤解を恐れずにいうとどんぐりの背比べ的に似通った作風と品質の作品が並ぶマーケットで、その一品を選ぶ理由はモノそのものよりも、その背景にある作家さんの個性であったり、作家さんが紡いでいるストーリーにある。
”ストーリーで売る”っていうのは別に新しいことじゃなくて、マーケティングの世界では10年以上前から声高に言われていることです。
でもここにきてそれをより強烈に感じるのは、以前ならストーリーの主体は企業やプロフェッショナルな”向こう側”の存在だったのが、SNSや様々なC2Cプラットフォームの登場により”こっち側”にいる個人が主体となって発信されるストーリーに触れる機会が格段に増えたからだと思います。
翻って、自分が会社を選ぶ際にも、どういう人と一緒に働くことになるのか、っていうのがすっごく大切だなーと感じているわけです。
どういう人と一緒に働きたいか。
どういう人と出会う機会のある仕事をしたいか。
そして自分自身「あの人と一緒に働きたい」「あの人に任せたい」と思ってもらえるような仕事をしていきたいです。