定番から珍品絶版まで、世界のタロットが勢揃い★世界のトランプ・タロット展
タロットカード販売の最大手ニチユーさんの「世界のタロット・トランプ展」が各地で開催中です。
EVENT「世界のトランプ・タロット展」 | ニチユー株式会社
都内だと渋谷西武の紀伊国屋書店、PLATZアトレ亀戸店がちょうど開催中。その他にも各地を巡回しながら複数同時開催されるようです。
膨大なコレクションを実際に手に取ってお気に入りを探せるのはもちろんですが、ニチユーさんは世界でもトップクラスのコレクションを保有しているそうで、珍しいデッキの数々を眺めるだけでも行く価値アリです。
前回新宿の紀伊国屋で開催された同じイベントに行ったのですが、オンラインで見て欲しいと思っていたカードの質感が思った物と違ってガッカリしたり、触ってみると紙質によって使い心地が全然違うのが実感できたりと、たくさんのカードを実際に手にとって見ることができるのはいろんな発見があってとても楽しかったです。
ものすごい数が出てるので迷ってしまうのですが、気になった物をいくつかピックアップ!
視点がユニークなタロット
定番のタロットと絵柄は似ているけど、ちょっとひねったコンセプトがユニークなタロット2選。
本来の絵柄から外れているものの、ここに描かれていない本来の絵柄がどんなもので、どういう意味を表しているのかを考えながら読み解くことで、実は定番ライダー版のカードを覚えるのに役立つという逆説的な面白さもあります。
まずは、超定番のライダー版の絵柄を裏側から見たら…?というコンセプトのユニークなデッキ。
ニチユーさんの取り扱いではないのですが、タロットに描かれた場面のその後を描いたその名もAfter Tarotもコンセプトがとってもチャーミングで気になるデッキ!
オリエンタルな雰囲気が独特のアジアン・タロット
タロットは西洋で発展したものですが、アジアの神様やアートをモチーフにしたものもあります。ただでさえエキゾチックな雰囲気のカードが、オリエンタルなモチーフでさらに妖しく神秘的な雰囲気に。
ライダー版に準じていない絵柄が多いので、インスピレーションで読むのが得意な人におすすめです。
まずはインド。
インドといえば占星術のイメージが強いですが、インドをモチーフにしたタロットもあるんですね。個人的にインドの細密画が大好きなのでグッときます。
タイもありました。ガネーシャ!
こちらも淡い落ち着いた色合いと、たっぷりと取られた余白、そしてカードを縁取る細かい模様のバランスが絶妙です。
オリエンタルの本丸、中国。
カード裏に施された朱色の模様もいかにも中国な雰囲気ですが、どちらかというと西洋人がイメージする中国という感じでしょうか。
私が愛用しているのはこちら。ロシアのエゴロフタロット。
力強い漆黒の背景にに、ほのかに光る金色が神秘的な雰囲気。ウェイト版に準じた絵柄なので読みやすく、背景とのコントラストが美しく、憂いを帯びたような登場人物の表情がインスピレーションをかき立ててくれます。
ファンタジー好きにはたまらない
ファンタジー小説のような佇まいのタロットデッキ。おどろおどろしさが無く、タロットの明るい側面にスポットが当たるので、リーディングもそれを意識するとうまくいく気がします。
タロットの絵が怖いという人におすすめです。
不思議の国のアリスがタロットに!
リアルに描かれた登場人物たちの顔が、どことなく絵本の挿絵のようで眺めているだけでも楽しい。
こちらはダークファンタジーな雰囲気のイラストが独特の雰囲気を醸し出している、アーティストのニコレッタ・チェッコリによるカード。ウェイト版と全然絵柄が違っていて、解釈もかなり違いそうなのである程度占い慣れている人、インスピレーションで読める人向き。
絵本やファンタジー小説の挿絵のようなイラストにうっとり。
他にも気になるものがいっぱい!
なんだけどキリがないのでこの辺で。
タロット選びの参考にこちらもどうぞ。