The Spare Times  〜人生のスキマ時間を愉しむ〜

バリキャリワーキングマザー、アラフォーにして主婦デビュー。 突然訪れた人生の隙間時間をゆるりと楽しみつつ、次のステップを模索しながら迷走する毎日。最近お仕事再開+ときどきタロット占い師。

タロットに聞く2017年② 東京に住む私たちにとっての2017年

自分の2016年と2017年を占ったついでに、いつもと違ったチャレンジをしてみようと思い立って「東京に住む私たちにとっての2017年」という、個人としての私よりも拡大した集団としての私たちに焦点を当てたリーディングをやってみました。


ヘキサグラム・スプレッドで一年をリーディング。 

https://www.instagram.com/p/BOrq3jqlIF3/

理想についてのイメージを多くの人が共感とともに共有できるようになる

まず全体として、今まで心の中に秘めつつも声に出していなかった不安を、より多くの人と共感とともに共有できるようになる、実現したい世界やあり方についての共通のイメージをより多くの人が持つようになる、という社会の動きがありそうです。

メディアで取り上げられたり、政府によって示されるイメージに一気に共感するというのではなく、自分や身の回りの人が「これは私たちの目指す姿だ」と思えるような理想像を持ち、恐る恐る周囲の人とそれを共有するうちに大きな共通項としての理想像が出来上がっていく。
そんなイメージです。

 

面白いのは、この”共通項としての理想像”は一つのイメージだけで固まっているのではなく、たくさんの違った理想像の寄せ集めであるにもかかわらず、俯瞰してみると一定の方向性なり軸なりを持っているという点です。
2016年はダイバーシティ大流行りでしたが、これがみんなの共通の理想像にも反映されるということかもしれません。
お互いの理想をそっと共有してみると、「それもいいね」と案外すんなりと受け入れてもらえる。それを繰り返すうちに許容しあえる領域が広がっていくという、寛容のうねりが起こりそうです。

 

一方で理想への道のりはまだ遠い

多くの人が共通した理想をイメージできるようになると同時に、人々を混乱させるような噂話や根拠のない情報も後を絶ちません。2016年から続く傾向ですが、こうした情報は悩みの中にいる人、意地を張っている人にとっては、本当に向き合いたい問題から目を背けさせ、定まりつつある舵の方向を引き戻すネガティブな作用をもたらします。

また、こうした情報を意図的に利用して変化を遅らせようとする動きも出てくるでしょう。私たちは常に賢くあろうと注意深く観察し、まやかしや目くらましに、より一層注意を払う必要があります。

それでもデマや誤った情報によって、大きく舵を切ろうとする力が一時的に逆方向に引っ張られてしまったり、スピードダウンを余儀なくされるという場面が多々ありそうです。

 

目を凝らし、夜明けを待つ

多くの人にとって、頭を上げ、前を見続ける覚悟と勇気が試される一年になりそうです。恐ろしげな動物の鳴き声が聞こえ、強い風に砂が煽られて飛んでくる中、目を凝らして夜が明けるのをじっと待つような忍耐力が必要です。

決してラクな状況ではありませんが、確実に夜が明け、新しい朝がやってくるのが分かっているからこそ、その夜明けを見逃したくないという気持ちから、人々は薄闇に目を凝らすのです。

チャレンジングな状況の中でも勇気と好奇心から闇に目を凝らすのは、多くの人が”世界が変化している”という実感を持ちはじめるからかもしれません。2016年の後半からこのような変化を自分のこととして捉え、体感しているという人も多いのではないでしょうか。

 
「世界が閉じていく感覚」と「新しい世界への期待と抵抗」

理想のイメージが共有されていくにつれ、今自分たちが生きている世界が閉じていくことが実感できるようになってきそうです。それは新しい世界の始まりでもあるのですが、文字通り世界観が変わるような価値観の転換がやってきます。

この価値観の転換をワクワクした気分で受け入れて積極的に飛び込んでいく人と、今の価値観にも大きな意味を置いているので変化に対して慎重になる人とに分かれそう。この分断は一時的なものではありますが、双方に「なぜ一緒についてきてくれないんだろう」「なんで今を否定されなくてはいけないんだろう」という、同じペースで歩み続けることができない寂しさを感じさせるものにはなりそうです。

新しい価値観への転換に躊躇する人の多くも、その転換が避けられないものであるということは心のどこかで感じているようです。なので積極派と慎重派の間の分断は一時的なもので、もっとずっと心の奥では大切なつながりを維持することができそうです。

 

それぞれに得意なことにフォーカスし、相手を尊重してエールを送る

今年一年に限定してみると、一つ前のポイントで挙げたように、積極的に変化に飛び込もうとする人と、様子を見てから進もうとする人、そして変化を受け入れるまでに時間がかかる人に分かれそうです。それぞれの進むペースは違うのでお互い遠くに離れるような感覚を覚えるかもしれませんが、3年や5年といったスパンで見ると距離の差は縮まっていきます。
なので今年一年で大切なのは、ペースの違う相手を慮りすぎて自分のペースが乱れるよりも、しっかりと自分のペースを見極めて前を見て進む、ということです。つまり、空気を読みすぎないことがとても大切になりそうです。

言い換えると、今年一年は立場や能力の違う人たちが、それぞれの得意なことを自分の役割と定めて進む年です。そして大切なのは、お互いに得意なことが違うのだということを認識した上で、自分を卑下することなく、それぞれの得意分野で能力を発揮する人を積極的に応援するということです。

今年一年に対する対策のカードに「女帝」が出ています。
人々の声に耳を傾け、じっと一人で考える。
見守り、信じて、委ねる。

立場を超えてお互いを尊重し、素直に相手を応援する気持ちになれる気配がするというのが、今年一年の最大の希望となりそうです。

 

 

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さてさて。いかがでしたか?

初めてのチャレンジだったので出来事を予測するというより、より得意とする”私たちの感情の変化”にフォーカスして読んでみました。
言葉に落とし込み切れていないもの、上手な表現を見つけられなかったこともたくさんありますが、今の私にしては頑張りました。抽象的すぎるかなぁと思いつつも、個人ではなく不特定多数に当てはめようとするとなかなか具体的な言葉に落とすのは難しい。

今回リーディングした”感情のうねり”から逆算するように、毎月のテーマや出来事に落とし込むようなリーディングもしてみたら面白そう。余裕ができたらチャレンジしてみたいと思います。

 

 

解説編に続きます。

thesparetimes.hatenablog.com