The Spare Times  〜人生のスキマ時間を愉しむ〜

バリキャリワーキングマザー、アラフォーにして主婦デビュー。 突然訪れた人生の隙間時間をゆるりと楽しみつつ、次のステップを模索しながら迷走する毎日。最近お仕事再開+ときどきタロット占い師。

我が家の頼られたいイクメンに家事を分担してもらうまでの道のり(半ば)

イクメンを育てる」みたいな言い方は全然好きではないのですが、それでもダンナさまにはイクメンとして成長してもらわないと日々の家庭運営がままならないワーキングマザーです。 
しかも本格フルタイム復帰目前にして、相変わらずダンナは連日深夜帰宅。家事分担が固定化されたままで、このまま復帰して心身の健康を保てる気が全くしない。

 

少し前に我が家の家事育児分担が私:ダンナ=9:1に固定化されてしまった経緯を書きました。

thesparetimes.hatenablog.com

 

我が家では私の復職に向けて、この分担を見直し始めたところ。
今月からフリーランスで業務委託を受けながら仕事を再開したので、分担見直しは待ったナシです。

 

どうやって見直しを進めれば良いのか、後ろめたさを感じず、「どうせ私がやればいいんでしょ」とこじれさせることなく、ダンナをいじけさせずに進める方法をずーっと模索してきました。

まだ途中経過ですが、分担を見直してきた経緯を整理してみたいと思います。

 

<家事育児タスクのリスト化>事実をオープンにする

まず、私自身がどんな家事育児タスクを抱えているか分からないくらいとっ散らかっていたこともあり、とにかくリストにしてみるところから始めました。

と言っても一からリストを作るのは面倒だし、どういうレベル感でリスト化すべきかもわからないので、AERAにアップされてたこちらのリストをベースに、我が家の事情を反映させたリストを作成。

ポイントは、頼られたいダンナ様が思わず「これは俺の出番だ」と思うようなリストであること。赤入れの際に「ここは手が回ってない」「一人じゃキツイ」など、自分ができていないポイントも書き入れておきました。 

<リストの共有>さりげなく目につくようにテーブルに置いておく

このタスクリストをどうやって共有するかも、実はちょっと悩みました。

方向性としては

  1. 「これ見てみて」と直接見せる
  2. 目につくところに置いて気付いてもらう

と2つあるかなーと思うのですが、うまく切り出せる自信がないヘタレな私は後者を選択。普段からこの件についてコミュニケーションできてる夫婦なら前者が圧倒的にお勧めです。

 

”目につくところ”としてまずFacebookにさりげなく投稿とかも考えたのですが、わざとらしいのも嫌味ったらしくてイヤだ。それに単純にこのリストは「いいね!」と思って記事がシェアされてきた瞬間に私もシェアしちゃったのですが無反応だったことを考えると、わざわざもう一度シェアするのもアホらしい。

ということでプリントアウトしてダイニングテーブルに置いておくことにしました。

我が家の場合は私が寝た後にダンナが帰宅して、朝もバタバタとすれ違いなことが多い。顔を合わせて落ち着いて話す時間を平日に取ることは難しいので、まずは目につくように、読んでもらえるように、という作戦です。

 

<分担を考えてもらう>タスクリストを一緒に更新していく

翌朝、ダンナがプリントアウトした紙を手に持って眺めていたので、感想を聞いてみました。

するとダンナからは「このリスト、なにをもって一つのタスクとするか、という粒度がバラバラすぎない?」というざっくりとした感想と共に、私が赤入れして追加したタスク(おもに小学生関連)を見て「うちも子供が大きくなってきて、やることとか大変なポイントが変わってきてるね」とのコメント。

そこでタイミングを逃さずに「そうなの!なのでまず我が家のタスクリストとしてアップデートして、その上で分担を話し合いたいんだ。」と提案。そして「今転職活動しているけど、家事分担が今のままだと前の年収をキープしながら責任の重い仕事にはつけないと思ってるから、ぐっと年収を落として時間と精神的な余裕を保つしかないかなぁってちょっと諦めているところで…」と、これはずっとモヤモヤとしている本音をぶつけちゃいました。

 

ダンナはしばらくリストを眺めて色々考えてくれたみたいで、その日の朝だけでなく、しばらくリストを目立つところにおいては眺めていたのですが、しばらく経つとポツリポツリと「うちはこのタスクが追加であるんじゃない」とか「このタスクはリストでは朝ってなってるけど、現実的にはうちは夜しかできないね」など、具体的な感想やアイディアが出てきました。

そういったコメントをすかさず拾って、リストを更新。「我が家のタスクリストを一緒に作っているんだ」という実感をお互いに持ちながら、家事タスクの現実的な落とし所を共有していく感覚です。

 

<分担してもらう>ダンナの試行錯誤スタート

タスクリストを共有してからしばらくの間、ダンナ様はタスクリストを目立つところに置いては、何かの拍子に眺めていたものの、具体的なリストアップデートの提案はないまま。

この先をどう話し合おうかな〜と思って過ごしていたのですが、変化はリストではなく行動に現れました。

夜、取り込んだ洗濯物をたたみ終わる前に寝落ちしてしまったら、深夜に帰宅したダンナ様が綺麗にたたんで置いてくれたり。
休日には夕食を食べ終わったタイミングで「お皿は洗うからゆっくりして」と率先して洗い物を引き受けてくれたり。
逆に私が洗い物をしている日は「お風呂準備してくるね」と、お風呂を洗ってためて子供達に寝間着を準備させてたり。

 

おぉおおおおおお!感動です!

何かタスクを率先して引き受けてくれるたびに、じ〜〜〜んと感激しました。
大げさな、と思われるかもしれませんが、裏切られて悔しい思いをするくらいならと期待値を下げる努力をし続けてきていたので、ちょっとのことでも本当に嬉しかった!

 

「最近手伝ってくれるね」と言ったら、置いてあったリストを指差して「俺にできることはどれかなって思って。やってみないと分からないしさ」と。
ダンナ様はリストに対してフィードバックするのではなく、自分で動いてみて実務的なリストの現実性を探っていたのでした。

 

<タスク内容の精査>各タスクの期待値をすり合わせる

行動に変化が現れ、次は本格的に分担について話し合うというステップ。

そこで、分担した際にストレスの元となりやすい「家事に対する期待値をすり合わせる」ということをやっておきたいと考えました。

例えばダンナ様は埃に対する耐性が高く、私から見たら結構な量の埃が部屋の隅に溜まっていても気にも留めません。私はといえば、焦げ茶色のフローリングにちらほらと髪の毛や埃が見えた時点でイラッときてしまうタイプで、できれば毎日ルンバかけたい。

こういった意識の差が、家事の頻度や完成度、そして満足度に直結します。そしてここに差があればあるほど相手が家事をしていてもイライラしちゃうという結果に直結するので、私のこだわりポイントを全部なるべく具体的に書き出してみました。

例えば台所仕事でいうと、料理をした後はレンジ台が熱いうちにさっと布巾で拭く。食せにに空きスペースがある時は五徳も一緒に洗い、レンジ台はアルコールでしっかりと拭く。

お風呂場なら、お風呂上りにはお湯→お水をお風呂場全体にシャワーでかけた後にスクレイパーで水気を切り、ドアを開けたまま換気扇を回してしっかり乾燥させる。

こういうこだわりは、相手が家事をしている姿を見ていたとしても気づけなかったり、なぜそれをやっているのか理解ができずに無駄な作業に思えてしまったりするので、やっぱり明文化する必要があるかなと感じています。

 

というわけで、我が家の分担見直しはイマココ。

 

ダンナは仕事が本当に忙しく、連日深夜まで帰宅してこないため、平日はほぼ会話する暇がありません。そんな状態が続いているのでなかなか話し合いには至っていないのが不安だけれど、復帰は待ってはくれないのでちょっと焦ってます。

 

このまま自由の利くフリーランスとして再出発するか、内定もらった企業に就職するか。
就職するにしてもお給料は良いけど海外とのやりとりが頻繁に発生し、日本以外の地域に部下を持つようなタフなところは避けて、給料はグッと下がるけれど社員全員が19時には退社してオフィスが真っ暗になるようなWLバランスのとれた職場に行くか。

 

家事分担バランスも、キャリアと家庭のバランスも、本当に難しくて答えがありません。

さ、ブログなんて書いてないで子供達をお風呂に入れなくちゃ!!